青春18きっぷの基本的な使い方やルール、買い方を簡単に解説[超初心者向け]

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「青春18きっぷのルールや使い方がいまいちよく分からない・・・」

「青春18きっぷってやっぱり18歳までしか使えないの・・・?」

「JRが乗り放題ですごくお得そうだけど、本当にお得なの?デメリットはないの・・・?」

当記事では青春18きっぷについて、上記のような疑問を中心に解説しています。

青春18きっぷを使ったことがない、全くの初心者向けの方に向けて詳しく説明していますので、上手に活用してお得に旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

青春18きっぷとは?

では、まず「青春18きっぷ」そのものから説明していきます。

名前から見ると18歳までしか使えないと思う人が多いかもしれませんが、年齢制限はなく老若男女誰であっても利用することが可能で、とっても簡単に説明すると「全国のJR線が1日乗り放題になるきっぷ」です。

ただし、乗り放題と言っても新幹線や特急列車には乗ることができず、普通・快速列車の自由席に限り乗り放題となります。

青春18きっぷの魅力と言えば、なんといっても値段の安さにあります。

たとえば、大阪から東京であっても、実質2,410円で行くことができます。

もちろん、普通・快速列車にしか乗れないので、特急や新幹線で行くのとを比べると時間はかなりかかりますが、普段とは違ったのんびりとした旅行を楽しめるのも魅力的な点と言えるでしょう。

ただ、「青春18きっぷ」はお得なだけに、通常のきっぷとは異なる条件やルールが細かく決められています。

JR公式の案内を読んでも、特に初めて利用する人や鉄道の利用経験があまりない人にとっては分かりにくい点もあるかと思います。

そこで当記事では青春18きっぷの内容やルール、買い方や使い方を詳しく解説しています。

当記事を最後まで読むと、青春18きっぷがどのようなものか、一通り理解することができますので、冒頭に挙げたような悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

参考 乗り放題・その他 青春18きっぷ (普通列車普通車自由席用)|JR東海

青春18きっぷの基本的なルール

青春18きっぷと時刻表(画像:写真AC)

青春18きっぷの基本的なルールは以下のとおり。

  • 年齢制限はなし。誰でも使える。
  • 全国のJR線の普通列車(快速を含む)が1日乗り放題。
  • 新幹線や特急は利用不可。※例外あり
  • 発売は春季、夏季、冬季の年3回。それぞれ利用できる期間が決まっている。
  • きっぷは1枚で5回分。同じ行程に限り複数人でも同時に使える。
  • 値段は大人小児どちらも1枚12,050円。(2024年3月現在)
  • 1度でも利用すると払い戻しは不可。

次項から順番に詳しく解説していきます。

年齢制限はなしで誰でも使える

冒頭でも述べましたが、青春18きっぷには年齢制限はなく、誰でも購入・使用することができます

全国のJR線の普通列車自由席が1日乗り放題

青春18きっぷは全国のJR線の普通列車の自由席が1日乗り放題となります。

普通列車に加え、快速や新快速、また、「○○快速」といった快速列車も利用できます。

JR線ではない路線(私鉄や第三セクター、バスや航路など)は一部例外を除き利用できません。

新幹線や特急は利用不可

青春18きっぷでは新幹線や特急は一切利用できません

通常のきっぷやICカードであれば特急券を別に購入すれば新幹線や特急にも乗車できますが、青春18きっぷの場合は、新幹線や特急に乗車するには特急券に加え乗車する区間の乗車券も必要です。

なお、グリーン席は別途グリーン券を購入することでグリーン車自由席に限り乗車することは可能です。

青春18きっぷの発売期間と利用期間

青春18きっぷは期間限定の発売となっており、例年、春・夏・冬の年3回販売されています。

夏休みなど、ちょうど学生の長期休暇の期間に合わせて発売されます。

季節ごとのそれぞれの発売期間と利用期間は以下のとおりとなっています。

[春季]

  • 発売期間:2月20日~3月31日
  • 利用期間:3月1日~4月10日

[夏季]

  • 発売期間:7月1日~8月31日
  • 利用期間:7月20日~9月10日

[冬季]

  • 発売期間:12月1日~12月31日
  • 利用期間:12月10日~1月10日

1枚で5回分がセットになっていて複数人でも利用可能

青春18きっぷは1枚で5回(人)分利用できます。

そして同じ行程に限り、複数人でも最大5人まで同時に使えます。

そのため、1人はもちろんのこと、家族や友達と一緒に旅行に出かける際にも利用することもできます。

値段は1枚5回分で12,050円(2024年3月現在)

青春18きっぷの値段は1枚5回分で12,050円です。(2024年3月現在)

1回分に換算すると2,410円となります。

そのため、片道または往復で2,410円分以上の区間を1日で乗車すると元が取れてお得になります。

払い戻しは完全に未使用の場合のみ

青春18きっぷを買った後に使わなくなった場合は、有効期間内かつ完全に未使用の状態でのみ、購入した場所で払い戻しが可能です。ただし、所定の手数料(220円)がかかります。

また、使用中に遅延や運休が発生した場合でも払い戻しはできません。

なお、1回でも使っていると払い戻しは受け付けてくれません。

利用回数が残っていても利用期間が過ぎると無効となりますので注意が必要です。

【注意】利用期間内に使い切る必要がある

青春18きっぷは春季・夏季・冬季それぞれの利用期間内に5回分を使い切る必要があります

たとえば、春の期間に買った青春18きっぷを夏の期間に使うといったことはできません。

したがって、青春18きっぷを買ってはみたものの、「5回分すべてを有効期間内に使い切れない」ということもあり得ます。

この点については青春18きっぷのデメリットとも言えそうです。

ただ、青春18きっぷは記名式ではないので、使いまわしが可能です。

どうしても余らせてしまいそうなら家族や友人に譲ったり、金券ショップに買い取ってもらうと良いでしょう。

また、近年ではインターネットのフリマサイトやオークションに出品するといった方法もあります。

なお、有効期間が迫っている場合は買取してくれない場合もあるため、買い取ってもらったり出品したりするのを検討している場合はなるべく早くした方が良いです。

青春18きっぷの使用方法

(画像:写真AC)

きっぷは1枚で5回(人)分

先ほども述べましたが、青春18きっぷは1枚で5回(人)分

ばら売りはしていません。

きっぷには5回分の印を押す欄があり、1人が1回使用を開始すると、当日の日付印が1個押されます。

2人で同時に出かける際は日付印は同時に2個、3人の場合は3個押されます。

そのため、1人で5回分(5人分)使うこともできますし、2人で2回ずつ使い(4人分)、1人で残りの1回分使うことも可能です。

もちろん5人同時に使用することもできます。

ただし、複数人で使用する場合、同行者は同じ行程で移動しないといけません。

青春18きっぷの基本的な使い方

青春18きっぷは、自動改札機には通せません

「青春18きっぷ」を使う際は、使用する当日に最初に乗車する駅の有人改札口で、日付印をきっぷに押してもらいます。

なお、無人駅から乗車する場合は、車内の車掌や下車する駅の有人改札口で対応してもらいます。

その後は、乗車・下車のたびに青春18きっぷを駅の有人改札口で係員に見せて通ります。(無人駅ではそのまま改札を通る)

また、自動改札機しかない駅で無人の場合は、有人駅の係員とつながるインターホンが改札にありますので、そのインターホンで青春18きっぷを使用する旨を伝えればどうやって駅構内に入場すればいいか教えてもらえるかと思います。

始発列車から0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効

青春18きっぷは始発列車から0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。

列車乗車中に午前0時を過ぎてしまった場合、0時を過ぎて最初に停車する駅までは当日の青春18きっぷが有効です。

たとえばA駅を23時55分に出発しB駅に0時5分に到着する列車の場合、B駅までの区間は有効です。

ただし、東京・大阪の電車特定区間では最終電車まで有効です。

青春18きっぷの購入方法

「青春18きっぷ」は発売期間中に下記の場所で購入できます。

  • 全国のJRの「みどりの券売機」や「みどりの窓口」など
  • 主な旅行会社の営業所窓口(手数料がかかる場合もあり)

支払いには現金の他、クレジットカードも利用できます。

利用当日でも購入できますが、朝早くに出発する場合は駅の窓口が開いていないこともありますので、利用前日までに購入しておくことのがおすすめです。

また、金券ショップやフリマサイトなどでも利用期間中であれば、利用回数が残った青春18きっぷを販売・出品している場合もあります。

最後に

当記事では青春18きっぷについて、初心者でも分かりやすいように説明しました。

他にも細かいルールはいくつかありますが、当記事の内容が理解できれば特に問題なく青春18きっぷを利用することができるでしょう。

青春18きっぷの魅力と言えば安さもそうですが、何と言っても自由に乗り降りができる点です。

もちろん事前にしっかりと計画を立て、お得に移動する手段としても使えますし、自由気ままに気になった駅で下車し食事や観光を楽しみながら目的地に移動するといった使い方もでき、まさに使い方は十人十色。

今は時刻表の検索もスマホで簡単できますし、ホテルや宿の確保もネットで簡単にできるので、ぜひ青春18きっぷを活用して自分だけの列車旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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