まわりゃんせは1泊2日でもお得?元は取れる?予約方法や使い方を詳しく解説【近鉄電車】

2024年2月6日

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「大阪や京都、名古屋から近鉄特急を使ってお得に三重県の伊勢・鳥羽・志摩を観光したい・・・!」

「近鉄の『まわりゃんせ』は1泊2日で利用してもお得なのか知りたい・・・!」

当記事ではこういった悩みを解決します。

京阪神や名古屋方面からお得に伊勢・鳥羽・志摩エリアを観光するならば、近鉄電車のお得なきっぷである「まわりゃんせ」の利用がおすすめです。

「まわりゃんせ」は、近鉄電車の出発駅から伊勢・鳥羽・志摩エリアまでの往復乗車券と特急券、それにフリー区間が乗り放題となる乗車券、さらに22の観光施設が入場無料となる特典がついているとってもお得なスーパーパスポートです。

値段は特急券つきのタイプがおとな(中学生以上)11,000円、小児(小学生)6,000円で、乗車開始日から4日間有効となっています。

まわりゃんせには電車やバスの乗り放題だけでなく、観光施設が入場無料となる特典もついているので、伊勢・鳥羽・志摩エリアの観光をお得に満喫することができます。

当記事ではそんな「まわりゃんせ」の内容や購入方法、使い方、さらには「まわりゃんせ」がどれくらいお得なのかなどを詳しくまとめています。

京阪神や名古屋方面から近鉄電車で伊勢・鳥羽・志摩エリアに観光に行く際はぜひ参考にしてみてくださいね。

まわりゃんせ – 伊勢・鳥羽・志摩 スーパーパスポート“まわりゃんせ”予約<4日間有効/近鉄電車チケット+観光施設入場>

「まわりゃんせ」ってどんなきっぷ?

まわりゃんせ

伊勢・鳥羽・志摩エリアの観光をお得に満喫できるスーパーパスポート

「まわりゃんせ」は近鉄電車の出発駅からの往復乗車券と伊勢・鳥羽・志摩エリアのフリー区間の電車とバスの乗り放題乗車券、それに22の観光施設が入場無料となる特典がセットでついているとってもお得なスーパーパスポート。

伊勢・鳥羽・志摩エリアの観光において、まわりゃんせがあれば現地の電車やバス、それに観光施設での追加料金は基本的に不要となるので、とっても便利でお得なきっぷとなっています。

まわりゃんせで入場・入館可能な22の観光施設一覧

鳥羽湾めぐりとイルカ島
鳥羽湾めぐりとイルカ島(※入場・入館可能施設の一つ)

「まわりゃんせ」で入場・入館できる22の観光施設の一覧は以下のとおりとなっています。

伊勢・鳥羽・志摩エリアでは定番の観光施設である「鳥羽水族館」や「ミキモト真珠島」などはもちろん、「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」の1日パスポートとも引き換え可能なため、とってもお得です。

【入場・入館可能な22の観光施設】

  • 本居宣長記念館
  • 旧長谷川治郎兵衛家
  • 旧小津清左衛門家
  • 松阪市立歴史民俗資料館
  • 文化財センターはにわ館
  • 斎宮歴史博物館
  • お伊勢まいり資料館
  • 伊勢河崎商人館
  • 賓日館(ひんじつかん)
  • 鳥羽水族館
  • ミキモト真珠島
  • 鳥羽湾めぐりとイルカ島
  • マコンデ美術館
  • 志摩スペイン村パルケエスパーニャ(パスポート)
  • 伊勢志摩温泉 志摩スペイン村「ひまわりの湯」
  • 志摩パークゴルフ場
  • 都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「アクアパレス」
  • 都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「ともやまの湯」
  • 賢島エスパーニャクルーズ
  • 海ほおずき
  • 愛洲(あいす)の館
  • 伊勢現代美術館

まわりゃんせの発売期間

「まわりゃんせ」の発売期間は以下のとおりです。

乗車開始日の1ヶ月前から発売しています。

【2024年の発売期間】

発売期間 2024年2月10日(土・祝)から2024年12月26日(木)

まわりゃんせの有効期間

「まわりゃんせ」の有効期間は以下のとおりです。

【2024年の有効期間】

※2024年12月26日(木)乗車開始日まで発売します。

有効期間 2024年2月10日(土・祝)から2024年12月29日(日)までの利用期間で乗車開始日から4日間有効

なお、利用開始後は出発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復は1回限り有効となり、フリー区間外で下車する場合は有効期間が残っていても旅行が終了したものとみなしてきっぷは回収されます。

まわりゃんせのセット内容

「まわりゃんせ」についているセット内容の一覧は以下のとおりです。

  1. 近鉄電車出発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
  2. 近鉄電車「ゆき」(出発駅⇒松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間⇒着駅)の特急券引換券
  3. 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券4枚
  4. 三重交通バス(松阪・伊勢・鳥羽・志摩エリア内)・鳥羽市かもめバス4日間乗り放題
  5. 鳥羽市営定期船・志摩マリンレジャー定期船4日間乗り放題
  6. 伊勢神宮 内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
  7. 22の観光施設の入場・入館が可能
  8. パスポートの提示で各種特典(公式サイト参照)

(※2と3は特急券なしタイプには含まれていません。)

まわりゃんせの発売額

「まわりゃんせ」は[特急券あり]のタイプと[特急券なし]のタイプの2つのタイプが発売されています。

なお、[特急券なし]のタイプは駅窓口での発売はなく、インターネット限定の発売となっています。

【2024年の発売額】

[特急券あり] おとな(中学生以上) 11,000円
小児(小学生) 6,000円
[特急券なし]

※インターネット限定

おとな(中学生以上) 8,600円
小児(小学生) 4,900円

「まわりゃんせ」はどれぐらいお得?

「まわりゃんせ」は、実際利用するとなると、どれくらいお得なのでしょうか?

[特急券あり]タイプで大阪方面から伊勢・鳥羽・志摩エリアを観光するケースを以下で実際に見てみましょう。

「まわりゃんせ」は観光施設の利用で威力を発揮する

賢島エスパーニャクルーズ
賢島エスパーニャクルーズ(※入場・入館可能施設の一つ)

たとえば、大阪難波駅から出発し1泊2日の行程で、1日目は「志摩スペイン村」と「賢島エスパーニャクルーズ」を、2日目は「伊勢神宮 内宮」に加えて「ミキモト真珠島」と「鳥羽水族館」を大人1人が通常料金で旅行した場合、トータルでかかる料金は以下の表のとおりとなっています。

  • 〇・・・交通機関
  • ☆・・・観光施設
利用交通機関・施設 大人1人の通常の運賃・料金 「まわりゃんせ」を利用した場合
〇近鉄電車・特急(大阪難波⇒鵜方)【往路】 4,410円 利用開始日から4日間有効

※発駅からフリー区間【往路】およびフリー区間から着駅【復路】は1回のみ乗車可能

※フリー区間は乗り放題

※観光施設の利用はそれぞれ1回まで

〇三重交通バス(鵜方駅前⇒志摩スペイン村) 450円
☆志摩スペイン村(1日パスポート) 5,700円
〇三重交通バス(志摩スペイン村⇒鵜方駅前) 450円
〇近鉄電車(鵜方⇒賢島) 260円
☆賢島エスパーニャクルーズ(あご湾遊覧) 1,800円
〇パールシャトル(伊勢志摩近鉄リゾート各ホテル⇒伊勢神宮 内宮)【事前予約制】 1,000円
〇三重交通バス(内宮前⇒伊勢市駅前) 470円
〇近鉄電車(伊勢市⇒鳥羽) 390円
☆ミキモト真珠島 1,650円
☆鳥羽水族館 2,800円
〇近鉄電車・特急(鳥羽⇒大阪難波)【復路】 4,100円
合計 23,480円 11,000円

(※運賃・料金は2024年2月1日現在の情報です。)

これら全ての旅費が「まわりゃんせ」利用だと11,000円で済むので、1万円以上もお得です。

もちろん、利用する施設を増やすともっとお得になるので、観光施設をたくさん利用する予定であれば利用しないと損です。

したがって、まわりゃんせは対象の観光施設を利用すればするほどお得になり、その分、効力を発揮するでしょう。

そのため、上記の例のように入場料や入館料が高い観光施設を利用するのがまわりゃんせをよりお得に活用するコツと言えそうです。

なお、まわりゃんせは4日間の有効期間がありますが、上記のように1泊2日の旅程であっても観光施設を3~4か所利用するだけで簡単に元が取れるので利用しない手はないと言えるでしょう。

まわりゃんせの購入方法

まわりゃんせの購入方法はオンラインで購入する方法と駅窓口で購入する方法の2つの方法があります。

以下ではオンラインでの購入方法を解説しています。

オンラインでの購入方法

以下のリンクからまわりゃんせの販売ページに移動して予約を行います。

伊勢・鳥羽・志摩 スーパーパスポート“まわりゃんせ”予約<4日間有効/近鉄電車チケット+観光施設入場>

販売ページで利用する日付や人数を選択し、予約をしましょう。

支払いはクレジットカード決済が利用できます。

なお、上記のリンクから購入すると楽天ポイントが付与されるうえ、クレジットカードのポイント付与対象にもなるので、駅の窓口で直接買うよりもさらにお得に購入できます

オンラインで購入したきっぷの利用方法

オンラインで購入した場合、利用日前日までに登録したメールアドレスに電子チケットが送信されます。

利用日当日に駅の窓口でメールに記載されているリンクから利用画面を表示し、駅係員に画面(スマホのQRコード)を提示することで実際のチケット(まわりゃんせ)に引き換えます。

なお、引き換えができる駅の一覧と引き換え可能時間は以下のとおりです。

  • 近鉄名古屋駅(05:30~23:20)
  • 津駅(05:30~23:20)
  • 京都駅(05:30~23:20)
  • 近鉄奈良駅(05:30~23:00)
  • 大阪難波駅(05:30~23:20)
  • 大阪上本町駅(07:00~22:00)
  • 大阪阿部野橋駅(05:30~23:20)

まわりゃんせの使い方

以下ではまわりゃんせについている乗車券や特典の使い方を詳しく解説しています。

近鉄特急の乗り方

近鉄22000系
近鉄22000系(写真AC)

近鉄特急は全ての席が指定席のため、乗る前に駅の窓口で座席指定(特急券の発行)をします。

まわりゃんせの特急券つきタイプには近鉄特急の「特急券引換券」がついているので、駅窓口で座席指定を行い、「特急券」に引き換えてから近鉄特急に乗車します。

なお、観光特急「しまかぜ」などには特別車両料金を別途追加すれば乗車することも可能です。

近鉄特急は乗車日の1ヶ月前の10時30分から予約ができますが、座席が空いていれば当日でも乗車可能です。

また、近鉄特急のチケットレスサービスのサイトからは特急指定席の仮予約もできます。

近鉄特急の乗り方については以下リンク先の記事で詳しく解説しているので、こちらも併せて参考にしていただければ幸いです。

フリー区間やバスの乗車方法

近鉄電車のフリー区間(松阪~賢島間)は乗り降り自由のため、乗車券は駅の自動改札機に通せばOKです。

改札を通る時は乗車券を取り忘れないように注意しましょう。

なお、バスを利用する際は、バスを降りる際にまわりゃんせを運転手に見せるだけでOKです。

観光施設の入場・入館方法

入場・入館料が無料となる22の観光施設については、それぞれの施設の受付で係員にまわりゃんせを見せると無料で入場・入館ができます。

なお、それぞれの施設の利用は1人につき1回限り入場・入館が可能です。

最後に

当記事では近鉄電車の「まわりゃんせ」について、きっぷの内容や購入方法、使い方、さらにはどれくらいお得なのかなどを詳しくまとめました。

記事内で詳しく見てきましたが、まわりゃんせは往復の近鉄電車や特急列車の他、伊勢・鳥羽・志摩エリアの観光施設が無料で利用できるのでとってもお得なきっぷとなっています。

京阪神や名古屋から伊勢・鳥羽・志摩へ観光に出かける際はぜひまわりゃんせを使い、お得に観光を楽しんでみてくださいね。

\オンラインでの事前購入がよりお得!/

伊勢・鳥羽・志摩 スーパーパスポート“まわりゃんせ”予約<4日間有効/近鉄電車チケット+観光施設入場>