鶴橋駅連絡改札口での「JR⇔近鉄」乗換方法【切符・ICカード・回数券の併用】
「鶴橋でJRから近鉄に乗り換えたいんだけど、連絡改札口の通り方が分からない・・・」
「きっぷとICカードを組み合わせての乗車はできるの?」
「鶴橋で乗り換えるときに改札をちゃんと通れるか不安・・・!」
当記事ではこういった悩みを解決します。
JR大阪環状線と近鉄奈良線・大阪線との乗り換え駅である「鶴橋駅」。
鶴橋駅でJR線と近鉄線とを乗り換える際は、JR線の鶴橋駅と近鉄線の鶴橋駅とを接続する連絡改札口があるので駅を出ることなくそのまま乗り換えができて便利です。
ただ、きっぷとICカードを併用する場合や、運賃の乗り越し清算が必要な場合などは、連絡改札口の通り方が少しだけややこしくなります。
そこで当記事では、そんな鶴橋駅の連絡改札口の通り方(乗り換え方法)について、詳しく解説していきます。
当記事を最後まで読めば鶴橋駅でスムーズにJR線と近鉄線の乗り換えができるようになるので、参考にしていただければ幸いです。
参考 鶴橋駅のJR環状線乗りかえ用自動改札機をご利用のお客様へ(外部リンク)
【最初に】「JR⇒近鉄」「近鉄⇒JR」の乗り換えの場合、出口へ行く必要はない
鶴橋駅では「JR線から近鉄線」、またその逆である「近鉄線からJR線」に乗り換える場合、冒頭でも紹介したように、出口の改札を通る必要はなく、駅構内の「JR・近鉄連絡改札口」を通るだけでスムーズに乗り換えが行えるようになっています。
なお、余談になりますが連絡改札口を出口の改札口だと勘違いする方も多くいらっしゃいます。
鶴橋駅で乗り換えではなく下車する場合は、連絡改札口ではない通常の改札口出口から駅の外へ出る必要があります。
また、鶴橋にはJR線と近鉄線の鶴橋駅の他にOsaka Metro(大阪メトロ)千日前線の鶴橋駅もあります。
大阪メトロ千日前線に乗り換える場合には一度改札を出る必要があります。
①特に何もしなくても連絡改札口を通ることができるケース
ではJR・近鉄の鶴橋駅の連絡改札口の通り方について、以下から詳しく説明していきますね。
鶴橋駅での乗り換えは、きっぷとICカードを併用する場合や運賃の乗り越し清算が必要な場合は複雑な改札のとおり方となりますが、以下で紹介する3つのケースについては、普通の改札と同じように通ることができます。
- ICOCAやSuica(モバイルを含む)など全国相互利用が可能な交通系ICカードのみを利用する場合
- JR・近鉄の連絡定期券(IC・磁気定期券どちらとも)を利用する場合
- JR線または近鉄線の乗車駅で購入した連絡きっぷを利用する場合
1枚のICカードで乗り換える場合
ICOCAやPitapa、Suica(モバイルを含む)など、全国共通で利用可能な交通系ICカードを乗り換え先の路線でも続けて利用する場合、鶴橋駅の連絡改札口で乗り換える際、1回タッチするだけで利用できます。
連絡改札口を通る時に今まで乗ってきたJR線または近鉄線内の運賃が精算され、乗り換えた先の下車する駅の改札で鶴橋駅からの区間の運賃が精算される形となります。
なお、ICカードの残高がはじめに乗車した駅から鶴橋駅までの区間の運賃に満たない場合は連絡改札口を通ることができませんので、残高が不足している場合は改札を通る前にチャージをしておきましょう。
連絡定期券を持っている場合
JR線および近鉄線の鶴橋駅を経由する連絡定期券を持っている場合も当然ですが、その連絡定期券1枚だけで連絡改札口を通ることができます。
IC定期券の場合は改札にタッチするだけ、磁気定期券の場合は改札に通すだけでOKです。
連絡きっぷを事前に購入した場合
通常の「きっぷ」を利用する場合、関西エリアのJR・近鉄の各駅ではJR⇔近鉄の「連絡きっぷ」が発売されています。
自動券売機で購入するときは事前に連絡きっぷのボタンを押してからJRと近鉄の運賃を合わせた通しの運賃できっぷを購入します。
連絡きっぷを購入している場合、その連絡きっぷを連絡改札口の改札機に通すだけでOKです。
なお、連絡きっぷのため、改札を通したら再びきっぷが改札機から出てきますので、きっぷを取るのを忘れないように注意してくださいね。
②鶴橋駅まで有効な乗車券を持っていて、乗り換え先の乗車券を持っていない場合⇒鶴橋駅から乗り換え先の下車駅までの区間の乗車券を券売機で購入して2枚重ねて通す
次に、JR線および近鉄線を利用していて鶴橋駅まで有効なきっぷを持っていて、乗り換え先の乗車券を持っていない場合を見ていきます。
この場合、乗り換え先の路線の乗車券(きっぷ)が買える自動券売機が駅構内にありますので、連絡改札口を通る前にあらかじめ乗り換える区間までのきっぷを別途購入する必要があります。
そして鶴橋駅までの乗車券と別途購入した乗り換え先下車駅までの乗車券を「2枚重ねて」連絡改札口の改札機に入れます。
きっぷで乗り換える場合
たとえば、JR線の大阪駅で大阪⇒鶴橋までのきっぷを購入して大阪環状線に乗車した場合、鶴橋駅の連絡改札口の改札機にきっぷを通す前に、改札横にある近鉄の券売機で近鉄線に乗車する区間の運賃のきっぷを購入します。
近鉄線のきっぷを購入したら既に持っているJR線のきっぷと新たに購入した近鉄線のきっぷを「2枚合わせて」連絡改札口の改札機に通します。
きっぷを2枚通すと、これから利用する乗り換える先の区間のきっぷだけが出てきますので、忘れずにとってくださいね。
つまり、JR線から近鉄線に乗り換える場合はJR線のきっぷが回収され近鉄線のきっぷだけ出てきます。(逆に近鉄線からJR線の場合は近鉄線のきっぷが回収されJR線のきっぷだけが出てきます。)
ICカードで乗り換える場合
なお、ICカードで乗り換える場合は連絡改札口の改札機にきっぷを通してからICカード(モバイルを含む)をタッチします。
③鶴橋駅まで有効な乗車券を持っていて、かつ、乗り換え先の乗車券もあらかじめ持っている場合⇒2枚重ねて通す
JR線および近鉄線を利用していて鶴橋駅まで有効なきっぷを持っていて、かつ、乗り換え先の乗車券(回数カードや定期券など)をすでに持っている場合は「2枚重ねて」連絡改札口の改札機に通します。
この場合も基本的にはこれから利用する乗り換えた先の区間のきっぷだけが出てきますが、近鉄の回数カードや磁気定期券を利用した場合は2枚とも改札から出てきますので取るのを忘れないように注意してくださいね。
④乗り越し清算が必要な乗車券を持っている場合⇒精算機を利用
乗り越し清算が必要なきっぷを持っている場合は、連絡改札口横にある「精算機」を利用します。
乗り越し清算が必要で乗り換え先の乗車券を持っていない場合
精算機では、JR線または近鉄線利用の場合の不足運賃を払う時に、同時に乗り換える先の路線のきっぷも合わせて購入することができます。
なお、後述しますが、乗り換え先の区間の定期券や回数券をあらかじめ持っている場合は、精算機で清算するだけでOKで新たにきっぷを購入する必要はありません。
清算が終了すると、乗り換えきっぷも合わせて購入した場合、以下の写真のような「JRまたは近鉄の乗り越し清算証」と「きっぷ」が1枚になったもの(見た目や大きさは通常のきっぷと同じ)が出てきます。
改札を通る際はその「清算証ときっぷが1枚になったもの」を1枚だけそのまま連絡改札口の改札機に通すだけでOKです。
改札を通すと「清算証ときっぷが1枚になったもの」が出てきますので、忘れずに取って降りる駅の改札に入れるまで持っておいてくださいね。
乗り越し清算が必要で乗り換え先の乗車券またはICカードをあらかじめ持っている場合
乗り換え先の区間の定期券や回数券などをあらかじめ持っている場合は、精算機で清算するだけでOKです。
乗り越し清算をすると「清算券」が出てきますので、その清算券とあらかじめ持っている乗り換え先の区間の有効な乗車券(定期券や回数カードなど)を「2枚合わせて」改札に通します。
改札に通すと清算券は回収されて乗り換え先の乗車券だけが出てきますので、忘れずに取ってくださいね。
なお、ICカードの場合は清算券を改札に通した後にタッチします。
⑤「ICカード」と「きっぷや回数券」を併用する場合⇒先にきっぷ等を通す
連絡改札口のとおり方が少し複雑になって注意が必要なのは、JR線と近鉄線で使う乗車券の「種類」が異なる場合で、かつ、「ICカード」の利用が含まれる場合です。
つまり、「ICカード」と「きっぷ・(近鉄線の)回数カード・磁気定期券」を併用する場合は改札を通る時に注意が必要となります。
JR線または近鉄線をICカード(モバイルを含む)で乗車してきた後に「きっぷ・回数カード・磁気定期券」で乗り換える場合、改札を通る場合にまず「乗り換え先のきっぷ・回数カード・磁気定期券」を通します。
「乗り換え先のきっぷ・回数カード・磁気定期券」を通したら、改札機のICカードのタッチする部分が緑色に光るので、緑色に光ったらICカードをタッチします。
まとめると、きっぷとICカードを併用する場合、先にICカードをタッチすると改札を通ることができませんので注意が必要です。
【注意】2枚のICカードを組み合わせての利用はできない
なお、ICカードと別のICカードを2枚組み合わせて連絡改札口を通ることはできません。
ICカードを複数持っていて、たとえば「個人用」と「会社用」と使い分けている場合、別々のICカードで乗り換え専用の連絡改札口を利用することはできません。
もしどうしても2枚のICカードを使い分けたい場合は、一度JR鶴橋駅または近鉄鶴橋駅の「出口」を出たのちに「入口」から入って乗り換えるという形になります。
青春18きっぷや企画乗車券などを利用する場合の注意点
また、青春18きっぷなど自動改札機を通すことのできない乗車券の場合、きっぷ等であれば有人の窓口での対応が可能となっていますが、ICカードを利用して乗り換える場合は、一度「出口」の改札を出る必要があります。
一方で、企画乗車券(1日乗り放題等のフリーきっぷ)については、自動改札機に通すことのできるものであれば通常のきっぷと同等の扱いで処理されますので、一度「出口」を出る必要はありません。(一部の企画乗車券を除く)
企画乗車券を使っていてもし分からないことがあれば有人窓口で駅員さんに聞いて対応してもらってくださいね。
【最後に】
当記事ではJR線と近鉄線の乗り換え駅である鶴橋駅での連絡改札口のとおり方を解説しました。
JR線と近鉄線の鶴橋駅では、駅構内にある「連絡改札口」を利用することで駅をいったん出ることなくそのまま乗り換えが可能となっていてたいへん便利です。
ただ、連絡改札口を通る際は、持っている乗車券の種類によって、少しだけ改札のとおり方がややこしくなる場合があります。
当記事が鶴橋駅で乗り換える際の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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