大阪から京都まで電車でどう行くの?JR・阪急・京阪3つのルートの所要時間や運賃を比較

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「大阪から京都まで電車でどう行ったらいいの・・・?」

「JRと阪急があるけどどっちで行くのがいいんだろう・・・?」

「大阪から京都まで電車だとどれくらいの時間がかかかるの・・・?」

当記事ではこういった悩みを解決します。

当記事では大阪から京都への電車での行き方について、ルートや所要時間、かかる運賃などを詳しく解説しています。

冒頭のような悩みを持っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

大阪から京都方面へ電車で行く方法は主に3つのルートがある

まずはじめに、大阪から京都方面へ電車で行くルートは以下の3つのルートがあります。

大阪から京都方面への電車のルート。阪急・JR・京阪の3つのルートがある。(筆者作成)
  • 阪急京都線の「特急」
  • JR京都線の「新快速」または「快速」
  • 京阪本線の「特急」または「快速急行」

このように、大阪から京都方面へ電車で向かう場合、「阪急電車」・「JR」・「京阪電車」の3つのうち、いずれかを利用することになります。

【重要】どのルートを利用すれば良いのかは目的地によって変わる

それでは、大阪から京都方面へ電車で向かう場合、どのルートが良いのでしょうか?

結論から言えば目的地によって異なってきます

というのも、京都市内の鉄道の駅は鉄道会社によって離れた場所に位置しています。

阪急電車は市内中心部の繁華街「京都河原町駅」や「嵐山駅」がありますし、JRは京都観光の玄関口である「京都駅」や「山科駅」を通ります。

また、京阪電車は市内中心部の「祇園四条駅」や「三条駅」、さらに北側にある「出町柳駅」、また南側にある「宇治駅」などがあって、このように鉄道会社によって離れた場所にあるからです。

たとえば、「嵐山」に行くには阪急電車の利用が利便性が高く、京阪電車は選択肢に入りません。

一方で、清水寺や八坂神社、京都御所や平安神宮など「東山」と呼ばれる地域へのアクセスは阪急電車の他に京阪電車の利用が利便性が高くおすすめです。

また、京都駅周辺はホテルや飲食店は多くありますが、観光地は少ないので、京都駅から各観光地へ行くにはバスや別の電車に乗り換える形となります。

このように、どのルートを選べば良いのかについては、目的地によって異なってきます。

次の項目では、阪急、JR、京阪の各ルートの所要時間や運賃などを詳しく見ていきます。

①阪急電車は「京都の繁華街(河原町や烏丸など)」と「嵐山」へ行くのにおすすめ

阪急電車は大阪梅田駅から京都の繁華街がある烏丸駅や京都河原町駅へ乗換なしで行けます。

また、途中の桂駅で阪急嵐山線に乗り換えると、嵐山へ行くこともできます。

阪急電車を利用する場合、阪急京都線の特急を利用します。

阪急の大阪梅田駅の1・2・3番線から発車している「京都河原町行きの[特急]」に乗車すれば、約43分で京都河原町駅に到着します。(※早朝と夜は[準特急]に、土日は[快速特急]も利用可能)

なお、阪急の特急には運賃のみで乗車可能ですが、「PRiVACE」(プライベース)という有料の座席指定サービスもあります。

また、途中の桂駅で阪急京都線に乗り換えれば、嵐山駅にもアクセスできます。

ちなみに大阪梅田駅から桂駅までは特急で約35分、桂駅から嵐山駅までは約7分、乗り換え時間を含めると50分弱での所要時間となります。

片道の大人運賃は大阪梅田駅から京都河原町駅・嵐山駅ともに410円。(2025年現在)

特急の本数ですが昼間の時間帯は10分に1本の運行となっています。

②JRは「京都駅周辺」へ行きたい場合におすすめ

JR線は京都駅周辺へ行きたい場合におすすめです。

JR線を利用する場合、JR京都線の[新快速]または[快速]を利用します。

新快速と快速は大阪駅の8・9・10番のりば(昼間は主に8番のりば)から発車しています。

大阪駅から京都駅までの所要時間は新快速で約29分、快速電車で約42分。

また、山科駅へ行きたい場合もJR線の利用が便利。

電車によって米原行きや野洲行きなど様々な行き先の列車がありますが、新快速か快速電車であればどの行き先の電車に乗ってもOKです。

電車の本数ですが、昼間の時間帯は新快速・快速ともに15分に1本の運行があります。

片道の大人運賃は580円と阪急電車より高いですが、新快速を利用すれば京都駅まで早く行くことができます。

③京阪電車は「東山」「宇治」へ行くのにおすすめ

京阪電車は清水寺や八坂神社、京都御所や平安神宮など「東山」と呼ばれる地域へ行くのにおすすめです。

特に、伏見稲荷、東福寺、三十三間堂(七条)、清水寺(清水五条)、八坂神社と円山公園(祇園四条)など、京都の有名な観光名所は全て京阪線から徒歩圏内でアクセス可能です。

なお、上記のかっこ内は最寄り駅ですが、特急が停車しない駅もあります。伏見稲荷駅へは丹波橋で準急電車に乗り換えが必要です。

また、途中の中書島駅で京阪宇治線に乗り換えると、平等院がある宇治方面へ足を伸ばすことも可能です。

なお、大阪駅や梅田駅に京阪電車は乗り入れていないので、京阪線へ乗り換えるには大阪環状線の外回りに乗って京橋駅で1度の乗り換えが必要となります。

ちなみに、京橋駅での京阪線への乗り換えルートは以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。

京阪線を利用する場合、[特急]か[快速急行]を利用します。

また、[快速特急「洛楽」]も利用可能です。

京阪の特急には運賃のみで乗車できますが、こちらも阪急と同様に「プレミアムカー」という有料の座席指定サービスがあります。

電車の本数は1時間に5本程度となっています。

所要時間は京橋駅から祇園四条駅まで特急で約42分で、淀屋橋駅からだと約50分。

片道の大人運賃は京橋駅から祇園四条が420円、京橋から三条が430円です。(2025年現在)

最後に

大阪から京都方面への電車のルートと所要時間の目安(筆者作成)

最後に、大阪から京都方面への電車での行き方を表にまとめると以下のようになります。

大阪から京都へ利用路線電車種別電車本数(昼間)主な目的地備考
阪急電車阪急京都線特急

準特急

快速特急

10分に1本烏丸、京都河原町(京都の繁華街&東山)嵐山線に乗換で嵐山にもアクセス可
JR西日本JR神戸線、JR京都線、JR琵琶湖線JR京都線新快速15分に1本京都駅周辺、山科
快速15分に1本
京阪電車京阪本線特急

快速急行

洛楽

12分1本七条、祇園四条、三条、出町柳(東山地域)

 

 

準急に乗換で伏見稲荷や清水五条、宇治線に乗換で宇治にもアクセス可

このように、大阪から京都への電車での移動は、目的地によってルートがおすすめが変わってきます。

おおまかには目的地が京都の繁華街である河原町周辺と嵐山へは阪急電車が、京都駅周辺や山科駅へはJRが、東山と宇治へは京阪電車の利用が便利です。