比叡山への電車・ケーブルカーでのアクセス方法【お得なきっぷも紹介!】
「比叡山へ電車とケーブルカーを使って行く方法が知りたい・・・!」
当記事ではこういった悩みを解決します。
延暦寺で有名な比叡山は車がなくても電車やケーブルカーなどの公共交通機関を乗り継いでアクセスができるので、気軽に観光や参拝に出かけられます。
当記事では「電車で比叡山に行ってみようかなあ」とお悩みの方に、公共交通機関を使った比叡山へのアクセス方法を紹介しています。
冒頭のような悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
参考 比叡山・びわ湖 観光情報サイト<山と水と光の廻廊>|交通アクセス(外部サイト)
比叡山へ電車やケーブルカーを使って行くアクセス方法
京都府と滋賀県にまたがる比叡山。
山頂にある延暦寺は世界遺産にも登録されています。
比叡山へ電車やケーブルカーなどの公共交通機関を使ってアクセスする場合、主に「京都側」からアクセスする方法と「琵琶湖側」からアクセスする方法の2とおりの行き方があります。
もちろん、どちらのルートも利用し、たとえば「京都⇒比叡山⇒琵琶湖」と比叡山を横断することも可能です。(逆ルートも可)
以下からは、それぞれのルートについて詳しく見ていくことにします。
京都側からのアクセス方法
まずは京都側からのルートを説明します。
京都側から比叡山へ行くルートは、「叡山電車」と「ケーブルカー&ロープウェイ」を利用します。
ただし、毎年、年始から春分の日ごろまでの期間は京都側のケーブルカーとロープウェイは運休になるため、注意が必要です。
運休している間は琵琶湖側からアクセスするか、車やタクシーを利用することになります。
京都から比叡山への電車を使った一般的な行き方が、叡山電車とケーブルカー、そしてロープウェイを乗り継いで行く方法です。
以下の図は京都側からの比叡山へのアクセスで使う公共交通機関をまとめた図です。
京都側からのアクセスの拠点となるのは、叡山電車の「出町柳駅」となります。
まず、京都駅から出町柳駅へのアクセスですが、京都駅からはまずJR奈良線に乗り、1駅目の「東福寺駅」で京阪電車に乗り換えます。
次に、京阪電車で出町柳方面の電車に乗り、終点の「出町柳駅」で叡山電車に乗り換えます。
出町柳駅からは叡山電車で「八瀬比叡山口駅」まで行き、少し歩き、そこから叡山ケーブルと叡山ロープウェイを乗り継ぎます。
京都側からのルートは乗り換えが多くなりますが、運行本数が多く、乗り継ぎのタイミングも考慮されているダイヤ設定となっているので、スムーズに移動できます。
所要時間については、京都駅から東福寺は約2分、東福寺から出町柳までは約13分となっています。
出町柳駅からは八瀬比叡山口までは約14分、八瀬比叡山口からケーブル八瀬までは徒歩で約3分、そしてケーブル八瀬から比叡山頂までケーブルとロープウェイ、それに乗り継ぎ時間を合わせて約23分となっています。
そこから山内シャトルバスに乗り換えて延暦寺バスセンターに移動します。
したがって、出町柳から延暦寺までは乗り換え時間も含めるとトータルで1時間程度。
なお、ケーブル八瀬駅へは京都駅および地下鉄国際会館駅方面から京都バス(路線バス)でもアクセスが可能です。
こちらの場合、八瀬駅前の停留所で下車し、叡山ケーブルののりばまで徒歩で約5分です。
琵琶湖側からのアクセス方法
次に琵琶湖側(大津方面)からのアクセス方法を紹介します。
滋賀県の琵琶湖側から比叡山へ行くルートは、ケーブルカー(坂本ケーブル)を利用します。
坂本ケーブルは年中無休で運行されているので、季節に関係なく比叡山へアクセスすることができます。
以下の図は大津側からの比叡山へのアクセスルートをまとめた図です。
坂本ケーブルは比叡山延暦寺の大津側の麓である坂本地域と延暦寺を約11分で結んでいます。
坂本ケーブルの麓側の駅であるケーブル坂本駅は、京阪電車・石山坂本線の「坂本比叡山口駅」、またはJR湖西線の「比叡山坂本駅」が最寄り駅となっています。
なお、神戸や大阪、京都方面からJR線での比叡山坂本駅へのアクセスは新快速電車の利用が便利です。
JR・京阪それぞれの駅からは路線バスである江若交通がケーブル坂本駅まで連絡しています。
なお、京阪の最寄り駅である坂本比叡山口駅からケーブル坂本駅へはバスに乗らずに徒歩でもアクセス可能です。
ケーブル坂本駅までの所要時間はJR線の比叡山坂本駅からはバスで約7分、京阪線の坂本比叡山口駅からはバスで約4分、徒歩では約13分です。
また、ケーブルカーの延暦寺駅は東塔の近くにあります。
延暦寺までは徒歩約10分ぐらいの距離です。
比叡山内各地へのアクセス(山内シャトルバス)
比叡山は「東塔」(とうどう)、「西塔」(さいとう)、「横川」(よかわ)の3つの地域に分かれています。
それぞれの地区への移動には路線バスである山内シャトルバスの利用が便利です。
なお、京都側の叡山ロープウェイと大津側の坂本ケーブルが発着する場所は「東塔」エリアです。
延暦寺バスセンターが東塔エリアでの中心地に当たり、延暦寺や根本中堂も東塔エリアにあります。
比叡山内各地を観光・巡拝するには基本的に東塔エリアを拠点にし、山内シャトルバスを利用することになります。
比叡山へ電車やケーブルカーを使って行くなら京阪電車のお得なきっぷをチェック!
電車やケーブルカーなど多くの公共交通機関を乗り継いで利用するとなると交通費がかさみます。
そんな時は鉄道会社が発売しているお得なきっぷをチェックしましょう。
京阪電車では例年3月中旬ごろ~11月下旬ごろの期間限定で比叡山へお得にアクセス・参拝することができる「比叡山延暦寺巡拝きっぷ」が発売されています。
このきっぷには比叡山までの電車やケーブルカーに加え、比叡山延暦寺の巡拝チケットや山内のシャトルバスの乗り放題がセットになったお得なきっぷです。
2023年現在では「比叡山延暦寺巡拝 京阪線きっぷ」と「比叡山延暦寺巡拝 大津線きっぷ」の2種類があり、アクセスするルートによって使い分けることができるため、電車やケーブルカーでアクセスする場合はぜひ活用してみると良いでしょう。
最後に
当記事では比叡山への公共交通機関でのアクセス方法について詳しく解説しました。
比叡山へ電車に行くには京都側からのルートと琵琶湖側からのルートの2とおりのルートがあります。
京都側から比叡山へアクセスするには叡山電車とケーブルカー、ロープウェイを乗り継いでアクセスします。
琵琶湖側からはケーブルカーを使ってアクセスします。
また、比叡山内を観光・参拝するための移動には山内シャトルバスの利用が便利で、京阪電車からはお得に比叡山延暦寺を参拝できるお得なチケットも発売されています。
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