〈大和路快速とは？〉停車駅や所要時間、区間快速との違いを解説【大和路線】

2023年2月27日2023年3月27日

「大和路快速って何？区間快速との違いは？停車駅や所要時間を詳しく教えてほしい・・・」

「大阪駅から奈良まで行きたいんだけど、大和路快速に乗れば乗り換えなしで行けるの？」

「大和路快速って法隆寺駅には停まるの？」

当記事ではこういった悩みを解決します。

「大和路快速」（やまとじかいそく）はJR西日本が運転する快速列車の種別名です。

大和路快速は主に天王寺駅から大阪環状線の内回りを1周したのち大和路線（JR関西本線）を経由し、奈良方面（一部は京都府の加茂）までを結んでいる快速列車です。

大和路快速は主に大阪～奈良間の平日昼間の時間帯と土日に運転されており、本数はおおむね1時間に4本（15分に1本）運行されています。

このように、大和路快速は大阪市内から奈良方面へ移動するのにたいへん便利な列車となっています。

当記事では大阪の中心部から奈良方面とを結ぶ大和路快速について、停車駅や所要時間について詳しく解説しています。

大和路快速とは？

大和路快速は梅田や天王寺など大阪の繁華街と古都・奈良とを結ぶ路線（大和路線）を走る快速電車です。

以下の図は大和路快速の運転区間を簡単にまとめた図です。

このように、大和路快速は大阪から奈良方面を結んでいます。

以下からは大和路快速について、運転区間や停車駅、所要時間や区間快速との違いなどを詳しく見ていきます。

大和路快速は天王寺駅を起点とし、天王寺駅を発車した後は京橋駅、大阪駅、西九条駅などを経由して大阪環状線を1周し再び天王寺駅に戻ってきます。

そして環状線を1周した後に天王寺駅を出ると大和路線に入り奈良方面へ向かいます。

天王寺駅を出てからは途中、おおさか東線に乗り換えができる久宝寺駅に停車し、久宝寺駅を発車してからは奈良県の王寺駅までの間をノンストップで走り抜けます。

王寺駅から終点の奈良駅または加茂駅までは各駅にとまり、五重塔で有名な古都奈良の世界遺産「法隆寺」の最寄り駅である法隆寺駅にも停車します。

なお、休日の夕方～夜の一部の列車については、奈良行きもしくは加茂行きの列車に五条行きの列車が連結して運転される列車があります。

この場合、途中の王寺駅で切り離しが行われ、前4両はそのまま大和路線を走り奈良もしくは加茂方面へ、後ろ4両は和歌山線に入り五条駅まで、それぞれ別の行き先へと向かいます。

大和路快速が運転されていない時間帯は主に区間快速か快速が運行されています。

大和路快速と区間快速の違いは大阪環状線内の一部の駅を通過するかどうかで、大和路快速は野田、芦原橋、今宮の3駅を通過するのに対して、区間快速は大阪環状線内の駅はすべての駅に停車します。

そのため、区間快速よりも大和路快速の方が所要時間が短くなります。

また、快速は大阪駅からは直通しておらず、主にJR難波－奈良および加茂間の運転となっています。

ちなみに、大和路線内の停車駅については大和路快速も区間快速も違いはありません。

大阪環状線内から奈良方面へ向かう大和路快速の停車駅は以下の表のとおりとなっています。

大和路快速の主な駅までの所要時間は以下のとおりです。

なお、当記事に掲載している所要時間はあくまで目安です。

列車によっては所要時間は若干前後することがあります。